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歯磨きはいつするの?正しいタイミングで虫歯、歯周病予防

2023.05.09

虫歯や歯周病を予防する上で、基本となるのは「歯磨き」です。 おそらく、歯磨きを毎日していないという方はいらっしゃらないかと思いますが、タイミングまできちんと考えてケアしている方は少ないでしょう。 そこで今回は「歯磨きはいつするのが適切なのか」をわかりやすく解説します。

歯磨きの適切なタイミングは?

歯磨きをする適切なタイミングは、「食後」「就寝前」「起床直後」の3つです。

「毎食後」行うのが理想

水以外の食べ物や飲み物を口にすると、口内が汚れます。 とくに歯や歯垢、歯石の表面に付着した栄養素は、虫歯菌や歯周病菌のエサとなります。ですから、食事をした際にはできるだけ歯磨きをするようにしてください。 家で食事をとる機会が多い朝食と夕食の後は、歯磨きをしている方も多いかと思いますが、昼食や間食の後までケアしている方は稀です。出先だと歯磨きしづらいですが、お口の健康を保つためにも毎食後のブラッシングを習慣づけましょう。 歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュを使ったうがいだけでも構いません。

就寝前

睡眠中は、唾液の分泌量が低下します。 その結果、虫歯菌や歯周病菌の活動が活発化するため、寝る前にはお口の中をできるだけ清潔にしておく必要があります。 夕食を食べた後に歯磨きをした場合でも、寝る直前にもう一度、ブラッシングやうがいをするようにしてください。

起床直後

起床直後は、お口の中が不潔になっています。 唾液の分泌が低下する睡眠中に細菌が繁殖しているからです。そのまま学校や仕事に行くことはもちろんのこと、朝食をとることもおすすめできません。 起床直後の歯磨きでお口の中をリセットしてから朝のご飯を楽しみましょう。

食後すぐの歯磨きはNG!?

歯磨きをするタイミングは「毎食後」が理想ですが、食事をしてすぐにブラッシングすると“歯が傷ついてしまう”と心配されている方もいらっしゃることでしょう。 確かに、食事をした直後は酸性の刺激によって象牙質が軟らかくなっているので、すぐに研磨剤入りの歯磨き粉でゴシゴシと磨くことはおすすめできません。 ただ、健康な人の歯は象牙質が露出していませんので、そこまで心配する必要はありません。 酸蝕症(さんしょくしょう)にかかってエナメル質が溶けてしまっていたり、歯周病や加齢で歯根面が露出していたりする場合は、食事から30分くらい待って歯磨きをしましょう。

1日何回磨けばいいの?

ここまで歯磨きをする正しいタイミングについて解説してきましたが、そもそも1日何回磨けばいいのか知りたいですよね。 実は、歯磨きの適切な回数は人によって異なります。なぜなら、間食を含む食事の回数が人によって違うからです。 例えば、朝昼晩の食事に加えて、間食を2回とる人は、食後だけでも5回歯磨きをした方が良いことになります。 さらに、起床後と就寝前に歯磨きをすることになるので、合計で17回となります。 間食をとらない人であれば15回ですね。とはいえ歯磨きの回数はあくまで目安であり、大切なのは汚れをきちんと落とせているかどうかです。

歯と歯の間や歯と歯茎の隙間を定期健診でクリーニング

このように、歯磨きをいつするかによって、虫歯・歯周病予防の効果は大きく変わります。 歯磨きの理想的なタイミングを追求すると、15回以上はしなければならず、少し負担に感じてしまうかもしれません。 ただ、毎回の歯磨きで5分、10分と長い時間をかける必要もないため、メリハリをつけることで長続きしやすくなるでしょう。 そこでさらに意識していただきたいのが「補助的清掃器具」の使用と「定期健診・クリーニング」です。

歯と歯の間の汚れの落とし方

歯と歯の間の汚れは、歯ブラシで落とすことができません。 デンタルフロスや歯間ブラシといった専用の補助的清掃器具を使用する必要があるのです。 これらを使えば、時間をかけずとも簡単に歯間部の汚れを落とせます。また歯と歯茎のすき間の汚れは、歯ブラシを歯面に対して斜め45度に傾けてブラッシングしてください。 それでも落とせない汚れは、専門家に任せましょう。

定期健診・クリーニングの重要性

毎日のブラッシングやフロッシングでは落とせない汚れは、歯科医院で受ける定期健診・クリーニングできれいに除去できます。 36ヶ月に1回くらいの頻度で受診すると、虫歯・歯周病になりにくい衛生的な口内環境を築くことができます。 歯の正しい磨き方、歯磨きの正しいタイミング・回数も「ブラッシング指導」で改めて学ぶことができますので、虫歯・歯周病予防を徹底したい方は、いつでもお気軽に当院までご連絡ください。 口腔ケアのプロフェッショナルである歯科衛生士が二人三脚でサポートいたします。

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